脳外科 resident notes

若手脳外科医による(基本的に)脳外科レジデントのためのブログ。病気のことや手術のことについて語ります。

Power Pointのスライド上にCT・MRIの連続画像を貼ってパラパラ漫画のようにする方法

 

上手い表現を思いつかず冗長なタイトルになってしまいました…

 

一度ネットで見つけてやり方を覚えたのに、その後しばらくやらなかったら忘れてしまった、やり方が載っていたページも見つからなくなってしまった、ということがあったので備忘録です。

 

 

CT・MRIの連続画像をスライド上に貼り付け、マウスのホイールでくるくると前後の画像に切り替えられるようにする方法です。

あたかも通常の診療の際にブラウザで見ているような感じで画像を提示することができます。

複数のスライドに1枚ずつ貼っていく方法もあるかと思いますが、多分こっちの方が楽です。スライド枚数も増えません。

 

 

以下具体的な手順。(Power Point 2016を使用しています)

 

1 貼り付けたい画像シリーズをjpegなどで書き出す

DICOMデータのままではパワポで扱えないのでJPEGなどで書き出します。具体的な方法はもちろんブラウザごとに異なるので割愛。

書き出したJPEGデータが「ファイル名+連続数字」になっていることを確認します。(普通は自動でそうなるはず)

あと、当然のことながら個人情報の扱いにはくれぐれもご注意を。

 

2 パワポのスライドに貼り付ける

この際に重要なポイントがあり、普通にコピーしてスライド上でペーストするのではなく、挿入→ 画像から画像を取り込みます。

普通に貼り付けると1か所に全ての画像が重なって貼り付けられるのですが、この取り込みで貼り付けた画像はなぜかほんの少しずつずれて貼り付けられます。(一番下が1枚目で、次の画像が少し右下にずれて上に乗っていく感じになる)

予め、貼り付ける前にスライド上の邪魔なものは全て消しといた方が良いですね。

 

3 アニメーションのアピールを選択

画像を貼り付けると全画像が選択された状態になっているので、そのままアニメーションタグを選択してアピールを選びます。

 

4 アニメーションウインドウを開き、2番目の画像も「クリック時」に変更

1番目の画像はアニメーションのタイミングが自動で「クリック時」になっているので、2番目も右クリックでそれにします。すると、残りの画像が全て自動で「クリック時」になります。(画像は貼り付けた時のまま、全選択の状態)

 

5 1枚目の画像のアニメーションを削除

こうしないと最初何も表示されない状態になってしまいます。

ここまでで、既にホイールをくるくるすれば画像が切り替わる状態に出来ています。(もちろん、全選択を解除してから削除してください)

 

6 画像の位置を揃える

画像がずれているので調整して重ねます。

多分色々方法はあるのでしょうが、

画像を再度全選択 → 右クリックして「配置とサイズ」→ 位置タブを開き「横位置」の数値を変え、0に戻す → 「縦位置」も同様にする

で全画像が揃って重なります。

 

7 スライドショーでcheck

完成です。

 

 

ちなみに、今更ですが基本プレゼンはキー画像だけ貼るようにした方がいいと思います。

あまりこれを乱用すると逆に分かりづらくなる恐れがあります。

使いどころは考えましょう。

 

 

あと、わざわざずらしてから揃えたりしないで、普通にコピペで貼り付けて(すると画像が最初からすべて重なった状態になる)、全選択して同じ操作をしていくのではダメなのか?と思うかと思いますが、なんか上手くいきません 笑。よく分かりませんが上の方法が確実です。

 

まあ気になる方はやってみてください。