脳外科医の思うこと

脳外科レジデントによるブログ。病気のことや手術のことについて語ります。

勉強の仕方

 

別に脳外科に限った話ではないんですが。

 

ある物事について調べたい、勉強したいと思ったときにどうするかという話です。

受験勉強の仕方としても通じるものがある話かと思います。

 

要点は簡単で、まず全体をなんとなく把握してゲシュタルトを確立してから詳細を詰めていく、という方法です。

 

これはもはや何かをinputする時、練習する時、極めていく時全てに共通することで、「学び」における原則と言っても過言ではないかもしれません。

 

木を見て森を見ずにならないよう、まず森を見渡してその広さ、どの辺りにどんな木があるかを把握してから木をじっくり見ていこうという訳です。

木を1本1本見ていくうちに徐々に森の全貌が見えてくる、といった手順もなくはないですが(全体像が広大すぎて結果的にそうなってしまうことも多いですが)、効率が違います。要領よく行くのであれば全体からです。

 

 

例え話ばかりしていてもあれなので、ある程度具体的な話にしてみます。

 

何かについて学ぼうと思ったら、まずググって一般の人向けの情報をざっと読みます。1つの情報源だとその内容にもよりますが偏っている(間違っている)可能性があるのでとにかく多くに目を通します。画像検索もまとまった情報が得られることが多いです。

 

次に、その内容が載っていそうな教科書を並べ、片っ端からその内容の部分だけ読んでいきます。ひとつに固執しない点が大事で、8割ぐらいの理解で良いので次に行きます。すると、それぞれの情報源の共通項が見えてきます。何度も出てくる内容はその調べようとしていることの本質です。(先ほどゲシュタルトを確立する、と表現した部分。)数をあたることによってそれを実感することが出来ます。自分の中でシステマティックレビューをする訳ですね。

一番大事な情報が入ったところで、あればreview的な文献に目を通します。up to dateでも良いです。いきなり読むよりも大事な部分を精読するようなメリハリのある読み方が出来るはずです。

最後に、自分で調べた内容をまとめます。自分の場合はevernoteを活用していますが形式は何でもいいと思います。outputすることで自分の使える知識になります。

 

勉強の仕方は人それぞれだと思いますが、漫然と勉強するのではなく、ちょっとしたことを心掛けて効率よく知識を吸収していきましょう。